コリアンダイアリー

○○韓国雑感 韓国は楽しい○○
  

 元福岡県ソウル駐在員の山下です(現在、県国際交流課在職)。韓国に住んで見ると、本当にいろいろなことがありました。楽しいこともありました。現在福岡なんですが、一韓国ファンとして皆さんに情報発信をさせていただきます。


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 9月日記

日記Topp

2001年4月29日

ソウル市内は花でいっぱい

花三昧

 私は、花が好きである。花の中でも一番好きなのは、なんと言ってもケナリ。そのケナリも黄色い花に代わり今は、新緑の葉が、目を引くようになり、桜が咲き、ピンクや赤いつつじが満開である。本当に短い間に花が咲き乱れると言った表現がぴったりである。花好きの私にとってこの季節は心地よい季節である。

 多分、そう感じているのは私だけではなく多くの韓国の方も同じ想いを持っているのではないかと思う。この時期、韓国は真っ青の空に、新緑の並木、黄色のケナリ、ピンクの桜、赤いつつじ、紫のライラックが咲き乱れる。公園には、多くの人がこの春を楽しむために集っている。

 想うに、韓国の鮮やかなチマチョゴリもこの春をイメージしたものではないだろうかと。また、韓国人の気性もここから来ているのではないかとも思った。短い鮮やかな春と秋、暑さ、寒さの厳しい夏と冬。気性の激しさも気候に影響されるのかなと。私も短い春を楽しんでいる。


2001年5月4日

参加者の面々

日韓手話【酒話】交流

 皆さん手話をご存知ですか。20数年前に手話ブームがおこり、その後も数度ブームがありましたから、もう手話は市民権を得ているといえるでしょう。県職員の中にも聴覚障害者の方がここ数年前からですが勤務しています。手話は世界共通ではなく国、地域によって違いがあります。
 5月3日から5日まで筑豊地区の聴覚障害者と手話の会メンバー16人が釜山を訪問。韓国の聴覚障害者と交流をしたいという依頼を受け釜山の聴覚障害者団体と3日の夜、交流会を開催し、私も参加しました。実は、私は、韓国にはまる前までは、手話にはまっていたこともあり、訪問した聴覚障害者、手話の会メンバーの中にも顔見知りもいましたし、若手の手話の会メンバーががんばっていることもうれしく思いました。

 先ほど手話は世界共通ではなく国、地域によって違いがあると話しましたが韓国の手話と日本の手話はとても良くていています。一番の理由は、日帝時代だといえます。韓国で日本語が強要されたように手話についてもそうでした。

 そのような悲しい歴史を持つ韓国の手話ですが、今はこうして若い聴覚障害者同士が手話を使って直接、未来志向的な意見交換をしています。嬉しい限りです。具体的に10月初めに韓国で開催される聴覚障害者の合同結婚式後の新婚旅行に福岡へという話も出ました。小さな交流の始まりです。

 その間、私は、右隣に韓国の聴覚障害者の事務局(健聴者)、左隣には福岡の手話の会の面々(健聴者)に囲まれ、韓国語と日本語の通訳をしていたのですが、酒も入っていた事もあり韓国人に日本語で話したり、その逆をしたり、手話まで混じるすごい会話になってしまいました。本当にこれが手話(しゅわ)ではなく酒話(しゅわ)だと自分でも笑ってしまいました。こんな草の根交流がますます増える事を願ってやみません。


2001年5月13日

なまずはおいしかった!

臨津江(インジンガン)のなまず

 昨日、韓国人の友人に誘われ友人夫妻と私と妻の4人で、議政府という所にあるメギメウンタンを食べに行ってきました。そもそもメギメウンタンというのは、「メギ」は、「なまず」。「メウン」は、「辛い」。「タン」は、「湯」を意味します。日本語では、「なまずの辛い鍋」でしょうか。なまずをぶつ切りにして、ねぎなどの野菜と唐辛子入りのスープで煮込むというシンプルな料理です。なまずというと生くさいイメージがありますが、唐辛子の辛さもあり、生臭さはありません。淡白でおいしく食べれました。なまずの頭は、最初抵抗がありますが、慣れるとつるんとしていて口ざわりも良く、美味です。もっともこの店はおいしいということが、口コミでひろまり、ソウル市内から車で高速道路を使って1時間かかるにもかかわらず多くのソウル市民でにぎわっていました。なまずはもともと臨津江(北朝鮮と境)という川で取っていたものを現在は養殖をしているとの事でした。ここ議政府は北朝鮮との最前線基地があるため、北に向けられた巨大な銃撃砲、対戦車進入防止設備、警備にあたる軍用ジープ、鉄条網をたくさん見ることができました。警備もぴりぴりした感じでした。ちょっとした緊張感。そして、これが現実。

 川ひとつ隔てたところに距離にしてほんの3キロの距離に同じ民族が住んでいるのに近くても川を渡ることはできません。双眼鏡をのぞくと実際に北朝鮮の人を見ることができました。きっと、北朝鮮の人も臨津江のなまずを食べているのでしょう。ぜひ次回は、韓国の友人と北で、臨津江のなまずを食べたいものです。


2001年5月15日

後方に見えるのは南大門 私の乗っていたバス

韓国のバス

 駐在員は、タクシーで通勤しているとか、立派な黒塗りの車で通勤していると思われている方もいるでしょうが、そんなのはごく一部分の人だけです。普通、地下鉄やバスを使っています。私は地下鉄よりバスが好きなので、バスを利用しています。外の景色を眺めながらつり革で腕を鍛えながら通っています。運転は、相変らず荒いけれど、気さくで親切な運転手も増えました。昨年3月に赴任してから、本日までバスに乗って4回事故にあいました。いずれもたいした事故ではなかったけれど… 先週土曜日も事故のため、バスを降り目的地まで、20分ほど歩きました。3年前までは、トークンというコインをまとめて買っておき、それを乗る際に運転手の横に設けられた箱に投げ込んでいました。もちろん現金でもok。ただ、つり銭を出す設備はありませんから、小銭の持ちあわせのない人は、多めの金額を入れてお釣りはもらっていませんでした。それが、昨年はじめ頃には、現金投入用の箱の横に小銭をいれた箱がおかれるようになりました。今、一律市内バスは、600ウオンですから、1000ウオンいれて、各自が400ウオンの釣りをとっていました。それから交通カードシステムが導入され、自動でおつりを出す機械も設置されました。

 このカードシステムは非常に便利がいい。カード(キャッシュカードと同じ大きさ)を運転手横の機械に当てるだけでいいということとこのカードを使うと現金より50ウオン安いという事もあり、多くの人が利用しています。バスだけではなく、地下鉄、国鉄にも利用できます。このカードは、バス停近くの売店で販売しています。カードを使っていくと当然、金額も0に近づきます。日本のバスカードだと0になれば終わりですが、韓国の場合カード充填所という所を利用します。そこで、好きな金額を渡して充填をしてもらうというシステムです。ちなみに信用カードとこの交通カードが一体となったものもあります。

 今朝もバスで職場へ向ったのですが、途中から乗った韓国女性に運転手が、あなたは、カードをここ(機械の部分)につけていない。カードをここにつけるか現金を払いなさいと言うのです。韓国女性は怒ってそんな事はないと主張。結局一旦、その女性が折れて、カードを所定機械に当てました。そうすると機械が反応し550ウオンを表示しました(その分のお金を差し引いたという事)。それでも納得のいかないその女性は、抗議をしました。運転手の説明によると、一旦機械にカードを当てると1時間は、その機械にカードを当てても反応しないということです。結局、証明するために次のバス停から乗ったお客さんに2度カードを機械に当ててもらいました。運転手の言うように2度目は反応しませんでした。その女性は、それでも文句を言いながら、次のバス停でバスを降りました。私もいい勉強をさせてもらいました。朝からちょっとエキサイティング。今日は、何かいい事ありそう。

 ソウルのバス・地下鉄をよく利用される方には、このカードはお薦めです。


2001年5月20日

パッピンスを食べる長女

パッピンスは初夏の味

 このごろ昼間街中を歩くと汗ばむ季節となりました。目には青葉がまぶしいし、すっかり初夏です。この時期「パッピンス」始めましたと言う看板をコーヒーショップなどの前で目にします。このパッピンスは、「パッ」は「小豆」、「ピンス」は、「氷水」を意味します。日本で言う、かき氷と言ったところでしょう。先日、この看板を目にしたので、早速、家族で食べに行ってきました。日本のかき氷と違うのは、小豆とゼリーとみかん等の果物がのっていることでしょうか。底の方にコンデンスミルクが入っていて、最初は、小豆(あん)の甘さ、次第に果物の味とミルクの味が混じってきます。初夏のシンフォニーという感じです。また、この頃になるとスーパーでも家庭用のパッピンスセットが売られるようになり家庭でも初夏の味を楽しみます。皆さんもぜひ初夏の味を楽しんでみてください。ちなみに写真は、長女 遥菜(中2)です。2500ウオン(約250円)でした。ホテルのコーヒーショップはやや高めですが、それでも5000ウオン(約500円)程度でしょうか。


 2001年5月27日

懇親会風景

公務員の集まり

 四半期に一度、自治体国際化協会が事務局となって、韓国に勤務する地方公務員の集まりがあります。駐在事務所をソウルに構えている長崎県、宮城県、新潟県をはじめ、韓国の自治体に派遣されている職員が集まります。会員数は、約30名で過去最高。一番の勢力は、鳥取県で、自治体国際化協会に2名、姉妹校流をしている江原道に2名がそれぞれ勤務しています。

 今回は、新年度と言う事で新しく変わった人が多かったため、派遣先での苦労話に花が咲きました。地方の道事務所に勤務する人は、周りが韓国の方ばかりで言葉ができないので、コミュニケーションで苦労しているとか。生活にやっと慣れました。日本人と久しぶりに話しましたという話が続く…     

 このところ目に付くのは私を含めたリピーターが増えたことそれに女性が増えたということでしょうか。数年前は1人しかいなかったのですが・・・ 女性の皆さんについて共通して言えるのはみな既婚者で単身赴任をしているということでしょう。時代はどんどん変わっているということを実感します。

ちなみに福岡県内の市町村からは、福岡市と北九州市がそれぞれ行政交流都市の釜山市と姉妹都市の仁川市に市職員を派遣ていています。


2001年5月29日

通勤路風景

薔薇が満開

 今薔薇が満開です。アパートから通勤のためバス停まで歩くのですが、時間にしてほんの3分、アパートの横に植えられた薔薇を眺めながらバス停に向います。毎日、少しづつ咲き始めていつのまにか満開になってしまいましたが。毎朝、家を出る時は、今日はどのくらい咲いているだろうかと楽しみです。もちろんカメラは忘れません。

 韓国の人は、薔薇が好きです。日本のように、お祝い事があれば花束を贈ります。一番、韓国で一般的なのは、赤い薔薇とカスミソウの組み合わせでしょう。清楚なカスミソウと赤い薔薇の組み合わせは、コントラスト的にも鮮やかです。

 実は私も、一度、このような花束をもらった事があります。もう1年前になりますが、それは、韓国のテレビ局MBCの放送作家が、わざわざ私が、ソウルに勤務したからと言うので花束持参で訪ねてくれたのでした。

 その方は、以前、福岡を取材するために来られたことがありました。当時、福岡にいた私が取材協力と言う事で県庁で時間にして30分でしょうか通訳等をしました。その時の事が忘れられないと訪ねてくれたのでした。失礼ながら、あまり印象に残っていませんでした。もちろんたいした事もしていないのですが、彼にしてみれば、知らない外国でちょっとした事が嬉しく感じるんだなと。

 その事もあり、私を訪ねてくれる方があれば、少し無理してでも時間を作るようにしています。


2001年6月4日

水門の見える始華湖

始華湖を守る

 皆さんは始華湖をご存知でしょうか?

 ソウルから車で南に約1時間の距離にある人工の湖です。もともと韓国の西海岸は、世界5大干潟に選ばれるほど自然景観がいいところですが、ここを干拓して農業用地、工場団地それに淡水湖を作る計画でした。12kmにおよび防潮堤も完成し、始華湖もでき干拓は成功したかに見えました(94年)。ところが水が汚染され湖の生き物は死んでいき、生態系も変わり、これまで産卵にきていた渡り鳥の姿も消えてしまいました。そこで市民団体が反対運動を始めたのでした。もちろんこれまでも市民運動は行われていたのですが多くの人がこの運動に加わりました。

 その市民団体の代表チェチョンイルさんと話す機会を持つことができました。彼はもともと会社員で海が好きで干潟のきれいなこの地にやってきました。ところが、干拓事業により、環境が破壊されるというので反対運動を始めました。初めは、嫌がらせも多く受けたとのことでした。現在は、市の環境保護課嘱託職員を勤めています。全国でも市民団体の代表が嘱託で勤めているところはこの市しかないとのことでした。

 始華湖の水門は97年にあけられました。そしてここ数年で以前の生態系に戻りつつあるとのことです。また、今年の2月には、淡水化事業を放棄することが決定されました。このような市民運動家によって環境が改善されつつあることを知るとともに、仁川国際空港についても干潟を潰してできた空港だというのも忘れてはいけないと感じました。環境保護と開発、この諸刃の剣をいかに使いこなすか、難しい課題であることには間違いないようです。 


2001年6月5日

ハワイアンの素敵な踊り

ここはハワイではありません

 観光展(コトファ)が、ソウルの展示場コエックスで開催されました。福岡県も九州ブロックとして出展しました。私もブースにはりつきました。私は、この手の展示会は3回目になります。このコトファについても昨年に引き続き2回目になります。展示会場ではいつも目を引くのはハワイのフラダンスでしょう。皆さんにも雰囲気だけでも・・・

 昨年に比べるとかなりお客は減っているような気がしました。土日なのに人がいっぱいというイメージはありませんでしたし、昔を知る人に聞くと10年前は人であふれていたそうです。時代の変化なのかと実感しています。

 特に韓国の場合は、高速の専用線があることもあり、インターネット利用率は、世界でもトップに位置するといっても過言ではないと思います。安い接続料、私の場合は、つなぎっぱなしで28000ウオン/月(約2800円)。それに、PC房(安い料金でインターネットが利用できるルーム)等々・・・

 まず、ホームページを探すというわけです。わざわざお金と時間を使って展示会に来るよりは、必要な情報だけをホームページで探すわけです。また、ホームページを通して旅行の申し込みをすると実際窓口で支払うよりも割安で旅行商品を購入でできるというメリットもあります。もちろん、旅行商品だけではありません。


2001年6月8日

これで4500円+ビール3本

刺身のビュッフェ

 韓国イコール焼肉をイメージされる方も多いと思いますが、海鮮鍋を代表するように魚料理も豊富ですし、刺身は、みなさん結構食べます。先日、刺身のビュッフェに行ってきました。いろいろな刺身がトレーに持ってあり、それを自分の好きなものを好きなだけ皿に盛ります。それをカウンターにもっていき計算をします。魚の種類とか関係なく100グラム4000ウオン(約400円)です。刺身の横には、野菜のトレーもあり、野菜も別に計算をします。私のお勧めは、サンナクチとナマコです。ナマコは皆さんご存知だと思いますが、サンナクチというのは、生きている小ぶりのたこをぶつ切りにしたものです。ごま油と塩を混ぜたものにつけて食べます。口の中でたこの吸盤がくっつく感覚がいいですね。韓国式では、刺身をそのまま食べるのではなく、刺身にしょうゆ等につけて、あとは好みなのですが、にんにく、貝われ大根などと一緒にチシャに巻いて食べます。この食べ方、結構おいしく食べられます。チシャの代わりにごまの葉も風味があります。私の場合、この風味がわかるまでに時間がかかりましたが。

 魚の種類に関係なく同じ料金で計り売りというのも韓国的だと思いましたが、私たちの後ろの席のお客が食事を終えて店の職員が片づけを始めました。団体さんでスイカをたくさん残していました。私が、もったいないなと思っていると店員はそれを食べながら食器を片付けているのです。最初は驚きましたが、非常に合理的だと思いました。ごみも減るし店員のお腹も満たしてくれるのですから。このような店ばかりではありませんが、韓国の場合、見てくれより実質といった面が強いと常日頃感じていましたが、今回それを強く実感しました。ちなみにご飯が1つ50円(通常の店では100円)、ビールが200円(通常の店では300円から350円)です。家族6人で食べましたが、ビール3本、ご飯4つを含くめて約4500円でした(写真参照 刺身2皿 野菜1皿)。味噌汁は無料、おかわり可能。刺身のほかにもメウンタン、すしもあります。

 この店のいいところは広い店内にお客が結構入っていることもあり、うちの子供がどんなに騒ごうと目立たないということです。静かにしなさいといわずに食事できることは、本当にありがたいものです。

電話番号は、02-704-0744です(日本語不可)。こんなこと書くと旅行雑誌みたいですね。


2001年6月15日

 

 

これが五十歳酒だ!!

五十歳酒を飲みました

 五十歳酒と聞いてピンと来る方はさすが韓国通・・・ 

 韓国では、ビールも結構飲みますが、真露を代表とする焼酎が、主流です。若い女性も焼肉なら焼酎だという人も結構多くいます。焼酎専門の焼酎房もあちこちにあります。ビール党の私は、まず、ビールを飲んでそれから焼酎というパターンが多いのですが、韓国の友人と一緒だと最初から焼酎ということも結構あります。一般的には、何も割らずにストレートで飲みます。

 ただ、昔から、やかんにきゅうりやレモンを入れそこに焼酎を入れてグラスについで飲むという「きゅうり焼酎」や「レモン焼酎」はありますし、爆弾酒といって、ビールグラスにビールを入れてその中に洋酒(または焼酎)の入った小ぶりのグラスを入れて飲む酒もあります。飲み終わったら、頭の上でグラスを振ってカランカランと音を出し、飲み干した事をアピールします。例外的にそのような飲み方をしますが、酒類は大体ストレートで飲みます。

 今、韓国で人気のある酒で百歳酒というものがあります。これは薬酒といわれていて、漢方薬の味(特に高麗人参)がします。健康にいいということで健康志向の強い韓国人に人気があるのでしょう。これを飲めば百歳まで生きられる・・・? ただ、この酒は値段が高いので、焼酎で割って飲みます。それで・・・ここまで言うともうお分かりでしょう。そうなんです。手前に見えるやかんに百歳酒と焼酎をいれて混ぜて飲むので、百が半分になって五十歳酒と言うわけです。そしたら五十歳までしか生きられなくなるじゃないかと考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、普通、韓国の方は1本だけということはありませんので、ご心配なく。ちょっと甘味があって口当たりもいいし、飲みやすいです。一度お試しください。次回は、ビールの話をしましょう。写真の人物は友人です。やかんの後ろに見えるビンが百歳酒と焼酎です。


2001年6月17日

がらんとした金海空港

空港のトラブル

 12日から韓国は、民主労総による派手なストが行われた。私は、前日の11日に飛行機を利用して、慶尚南道の道庁所在地昌原市に会議参加のため訪問、宿泊した。会議が終了した13日ソウルへ向かうべく金海空港へ移動した。人が殆どいない空港カウンターへ行くと大韓航空はまったく飛んでいないこと。アシアナ航空は欠航はあるものの昼からは、キャンセル待ちで乗れるという。

 早速、キャンセル待ち待つこと1時間ちょっと・・・ 今回はラッキーであった。数年前、ガルーダ機が、福岡空港で事故を起こしたとき、ソウルに来ている福岡県のお客さんが次の日、朝10時の会議に参加しなくてはいけないというのです。空港側の話では、事故の様子もわからないので、いったん福岡県へ電話し、今日中に再開はないことを確認し、夕方の便で大阪まで行き、そこから新幹線で福岡へ移動してもらったこともあったし。昨年のちょうど今ごろ大韓空港のストのため飛行機が飛ばない。もちろん他の飛行機も満席という状況。どうしても早い時間に福岡に行かなければならないという。そのときは、飛行機をあきらめバスでプサンまで移動、釜山で一泊して次の日の朝早くに出ているフェリーで対馬に渡り、対馬から飛行機で福岡に移動するというものでした。もちろん、その時は、ビートルも、カメリアも満席でした。はらはらどきどきしたそのころを思い出しました。

 そのときに比べたらなんとラッキーなことだろうと。それにしても韓国の労働運動は激しすぎると思います。外資を導入しようというのに・・・ 絶対にいいイメージにはとりませんよね。まして病院のストなんて。韓国好きの私もうそは言えませんから日本に帰って報告するときも韓国の労働運動は激しい、外資導入には少々問題ありとしか言いようがありません。主義主張はわかりますが、少し・・・


2001年6月20日

これがマティス

マティスをご存知でしょうか

 韓国の小型自動車マティスは、ソウル市内のあちらこちらで見ることができます。韓国の人はどちらかというと小さな車は好みません。大きな車を好んで買います。もちろん安全性もありますが、韓国の国民性といえるのかもしれませんが、大きいものが好きな民族のようです。国の名前にも大という字が入っているくらいですから。それでもこの車はソウル市内でよく目にします。大きな物好きの韓国人にもそれだけ受け入れられたと言うことができるでしょう。実はこの車、3年程前から日本で売られています。ショールーム、販売拠点は、実は、福岡なのです。皆さんの中には、そういえば見たことがあるとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうし、私は持っているよという人もいらっしゃることでしょう。

 販売方法は、その当時、営業マンをおかず、インターネットを使った販売をしていました。コストをその分下げることができますから。さすがインターネットの進んだ韓国だとそのときから感心してはいました。現在は、代理店も使っているようですが。売上も1500台を突破したとの事です。アフターサービス網も充実しています。デザインもヨーロッパでされ、価格も100万円を切るものからあります。もうすぐ新型を発表するとの事です。

 福岡を拠点にがんばっている韓国企業にエールを送りたいと思います。福岡から日本全土へその意気込みすばらしいと思います。マティスからは何もいただいておりません。念のため。写真は、マティス。ホームページを一度ご覧ください。http://www.matiz.co.jp


2001年6月23日

 

当ビルに設置された噴水

こんなこともあります

 先日、自治体国際化協会(ソウル)から、連絡があり、某韓国有名新聞社から取材の要請がきているので、対応してくれないかという電話を受けけました。福岡県の名前が出るものであれば積極的に対応したいと思う私としては、すぐに了解をしました。もともと自治体国際化協会の職員の中で、1年以上韓国生活のある方にインタビューをしたいというものだったのですが、あいにく、韓国語で対応できる職員がいないということで、私のほうに回ってきたものです。

 事前の説明では、韓国での苦労談みたいなことを聞きたいというものでした。時々、この手の取材は受けたことがあるので、ある程度自分としては、慣れているつもりでした。

 早速、昼休みに新聞社から電話がかかってきました。挨拶をし、福岡県のソウル駐在員であること、ジェトロの中にいることを伝え、インタビューに臨みました。ところが、質問内容がおかしい、あなたは田洞を知っているか? そこにルームサロンがあるがどう思うか? 主にどこに飲みに行くか? ぜんぜん、苦労話なんて聞いてくれないじゃないかと思っているうちに取材は終わってしまいました。何だこれは、ちょっとおかしいなと思いつつ、受話器を置きました。

 記事内容が、昨日、インターネットで配信されているのを、職場の人が見つけてわざわざコピーをして私のところへ持って来てくれました。日本語版なので、職場の人も良く見ているし、日本の方も見ている人は多いようです。

 記事の内容を見てびっくり、「このようなルームサロンは、東京都庁の近くにはない」とジェトロの山下が語ったとあるのです。私は東京の話はしてないし、名前も福岡県のソウル駐在員で話をしたのに・・・ 案の定、ソウルセンターの次長から呼ばれ、いきさつの説明を求められました。ジェトロ本部からいち早く、話があったようなのです。私はこれまでの経過を話し、抗議のメールを新聞社に送りました。
 結果的には、私の名前と私の記事は削除になりました。いい経験というか、こういうこともあるよなあ・・・ おかげで、朝から、この件で、ばたばたし、結局、仕事とストレスだけがたまったのでした。今日(土曜日)も、職場で仕事してます。次回は、もっと福岡県をPRできるような取材をお願いします。



2001年6月25日

 

コエックス前のレリーフ

 

ホームページ作りました

 時代の流れに遅れないためという発想で、というと聞こえはいいのですが、実は、必要に迫られてホームページを作ることになりました。これまで、まったく知識がなかったのですが、本を読みながら試行錯誤で作りました。先日も一度触れたことがあるのですが、ソウルには、ソウル博多会という韓国人と日本人が、会員となる県人会があります。今年の4月に会長が代わり何か新しいことをしようという話になりました。幹事会を開いていろいろ話をして、会則を作ろう、ホームページを作ろうという話になりました。結果的には、会にお金もないことだから、お金をかけずに作ろうという話になりました。結局私にお鉢が回ってきました。それが、2週間ほど前の話、やろうと思えばできるものです。簡単なものですが、完成しました。一度作ると欲が出るもので、自分の日記のホームページも作ることにしました。原稿は、これまで書いたものもあるし・・・ これからは、インパクでも見る事ができますし、私の個人のホームページでも見る事ができます。ちなみに、私のホームページは、「や、ましった」といいます。私の名前は、山下ですが、韓国語で、「や、ましった」は、「や〜、おいしい」という意味になります。「や、しまった」とならないよう書いていこうと思っています。


2001年6月28日

済州国際空港前

久しぶりの済州道

 久しぶりに済州道への出張です。全羅南道の珍島の上空を通過すると10分ほどで、済州道へ。区画整理のされていない田畑がモザイク状態できれいでした。ソウルとは雰囲気が違うなと思っているうちに到着。

 空港には済州大学の先生が迎えにきてくれていました。今日は、福岡県の観光誘致取り組みについて大学で話して欲しいと依頼を受けての出張です。ところが、いろいろ話を聞いているうちにちょっと話が違うことに気が付きました。私は、学生相手に話をするものだと思っていたのですが、実は、韓国経営学会での基調講演だったのです。韓国的というか、電話で、この日にて来て欲しい、旅費等は大学で負担するからということで、軽く受けたのですが・・・ 70名の韓国全土から集まった教授を前に緊張しながらもなんとか話も終え、ほっとしました。逆に知っていたら、気になったことでしょうから、当日知ったことが逆に良かったのかもしれません。今回もそうでしたが、日本人は、私1人。でも、こんなのが、いいですね。ライバルなしに福岡県をPRできますから。会終了後、懇親会がありました。そのときもいろいろ質問も出ましたし、福岡県のPRができたと思います。ただ、山下さんと言われる分はいいのですが、山下先生はどうも・・・苦手ですね。


2001年6月29日

これで1400円

ホープの薦め

 日本で夏といえばビヤガーデンですが、韓国は四季を通じて生ビールを飲みます。ビール好きの私にとってはうれしい限りです。日本では、普通のビンビールと生ビールを比べると生ビールが高いのですが、韓国では逆で生ビールの方が安いのです。生ビール専門店は、市内あちこちで見つけることができます。専門店は、ホープといいます。○○ホープという看板を見た方も多いと思います。値段的には500ccで1500ウオンから2000ウオンですから日本円で150円から200円です。ホープの由来はホップからきたといわれています。大体、一人で行くことはなく仲間と行くというのが前提になっていますので、つまみも量が多いですね。

 昔、そんな事情も知らずに、妻と2人でホープに入り、ビールをピッチャーで頼み、つまみも2〜3種類頼んだら食べきらなかったことがありました。一人で出張にきたときなど無性に生ビールが飲みたくなってホープでビールを頼んだところ500ccはなく、一番小さい、2000ccとつまみを頼み、苦しみながら飲んだ想い出もあります。

 店も客集めにいろいろ工夫しています。生のピアノが聞けるとか、インテリアに工夫をするとか・・・ 最終的には、おつまみの味だろうとは思いますが。

 いつもお客でいっぱいなのは、斗山ビルの地下にあるホープです。小公洞のロッテホテルの道をはさんでまん前のビルです。韓国の方に言わせるとビール会社が直営でやっているからビールがおいしいのだそうです。

 このホープに限らず、気楽に安い値段で、わいわいさわげるホープはお勧めです。ぜひ一度、利用されますことをお勧めいたします。おつまみもツブキムチ(豆腐とキムチ)、とんかつ、フルーツ等々種類も豊富です。写真(生ビール2000cc、おつまみ1品)で、14000ウオン(約1400円)です。


2001年6月30日

福岡市長を囲むソウル博多会会員

釜山市・福岡市観光合同説明会

 釜山市と福岡市が合同で観光説明会をソウル市内のホテルで実施しました。私も博多会ということで案内をいただき夕食をご馳走になりました。時々こういう事ってあるんです。今回は、福岡市長がトップでした。挨拶の中に博多会の名前も出してもらえて幹事としては、嬉しかったですね。釜山市と福岡市は行政交流都市です。歴史的にも距離的にも近い関係にある両市が交流すると言うのは自然な事だといえます。
 また、一緒に観光説明をしていくと言う発想も面白いと思いました。昨年は東京で同じような説明会を開催し、今回はソウルで開催とのことでした。東京のお客さんを福岡だけではなく、釜山まで、また、逆にソウルのお客さんを釜山、福岡というのも面白いと思います。
 ただ、具体的な観光商品が見えなかったのが残念でしたが。
 それと、挨拶はやはり短い方がいいと感じました。ご馳走になっておいて失礼ですが… スタートが30分も遅れて、それから挨拶等セレモニーが40分にもなるとさすがに座席があるとしても辛いものです。立場上、立てなければならない人も多いと思いますが… いっそ、ヨーロッパ式で挨拶無しと言うのもいいかもしれませんが、なかなか担当になるとそれができないと言うのもわかるだけに辛い所。


2001年7月3日

 

ソウル市庁の前

交通システム変わりました

 先日(6月30日)、バスに乗っていたところ運転手が、お客に「あなたは、地下鉄から乗り換えですね。50ウオン安くなっていますよ。」というのです。乗換えをすると安くなるのかなと漠然と思っていました。そんな矢先、友人から連絡がありました。7月1日から地下鉄からバス、バスからバスに乗り換えるときは、1時間以内であれば50ウオン安くなるというのです。(バスから地下鉄は10月から試験実施)

 これは、交通カードを利用した人に限られます。

 この交通カードや、バスのシステムについては、5月15日の日記に触れていますので今回は、深く触れませんので、興味のある方は、5月15日の日記を見てください。

 交通カードを乗る時に運転手横の機械に当て、降りるときに、出口のところに運転手横の機械と同じようなものがありますので、乗り継ぎをする人は、その機械にカードを当てます。これから1時間以内にバスや地下鉄に乗ると50ウオン割り引いてくれるというものです。この利用者サービスの進展というのは本当に目を見張るものがあります。これは、IMF危機後、消費者意識の高まりにもあるといわれています。

 他に思うのは、福岡の場合、地下鉄とJRでは、計算は別々です。例えば、県庁から、筑肥線の今宿に行く場合、県庁から、姪浜までの地下鉄料金と姪浜から今宿までのJR料金が必要なのです。ところが韓国では、地下鉄を利用し、国鉄に乗り換えようが一定の距離であれば料金は同じです。地下鉄とバスを乗り継ぐ場合にも割引があるとすれば、利用者としては、韓国方式がありがたいというのはいうまでもないことです。ソウル市内のバスは路線ごと会社は、みなばらばらですが、同じカードが利用できるのです。運転は日本に比べると少々荒いし、笑顔も少ないけど、韓国の方が、利用者を優先してくれているような感じがします。韓国に慣れてしまったからでしょうか。


2001年7月4日(7月3日分補足写真)

昨日の原稿をいていろいろ意見をいただきました。ありがとうございます。
バスの内部を見たいという話があり早速、写真を掲載させていただきます。
写真右上は、バス中央にある出口で。上に赤く見えるところの下の部分
にカードをつけて下車し、1時間以内に他のバス等に乗る場合、割引き
ができます。下の写真は、バス内部です。バスの乗客用椅子が、見えます。
前方右の部分のどあがあいているのが分かると思います。以上2枚は、
仕事帰り、昨晩11時ごろとりました。
右下の写真は、運転席の写真です。ハンドルには、運転補助具(赤く見える
部分)をつけています。これは一般車両にも一般的です。


2001年7月4日

きれいなお姉さんがはさみで・・・

サムギョプサルは福岡の味

 韓国料理の中で、好きな料理の中にサムギョプサルがあります。これは豚バラを焼いて、チャムキルム(塩とごま油を混ぜたもの)につけて食べます。福岡で言うところの焼き鳥の豚バラを焼いて食べると思っていただくといいと思います。鍋というか、鉄板は、この写真のように鍋のふたになったものや、片方に穴があいているもの等いろいろあります。それぞれ、油が下に落ちるようになっているのです。そこから油が落ちるという仕組みになったものがあります。

 韓国の人と飲みに行くとたいてい、先日おはなしたホープとか、サムギョプサルの店が多いようです。値段も手ごろですし、韓国の人はいつも、牛の骨付きカルビーを食べていると思っている方も多いでしょうが、私が見た限りでは、牛より、豚、鳥の方が一般的なような気がします。特に今は、ヨーロッパ地方での牛の伝染病の影響で、牛を敬遠し、豚とか、鶏に人気が集まっているようです。

 東京で、焼き鳥屋に行きバラを頼んだとき、バラがないといわれたときはショックでした。もちろん韓国にも焼き鳥屋でバラはありますが、いったんサムギョプサルを食べだすととりこになってしまいます。家族でも時々、外食をするのですが、サムギョプサルになることが多いようです。理由は、おいしいことはもちろんですが、唐辛子の辛さがないので、子供も食べることができるからです。牛のカルビーが韓国の味だと思っていらっしゃる方がいらっしゃれば是非、一度お試しください。この味は福岡でも流行るのではないでしょうか。

 肉は、最初から小さく切って出してくれるところもありますし、このように焼きながらきってくれるところもあります。食べ方は好みです。チャムキルムにつけてそのまま食べてもいいし、チシャに肉と一緒ににんにく等好きなものを食べて巻いてもおいしいです。


2001年7月5日

左奥が一般タクシー、中央が、模範タクシー

本日から大型9人のり大型タクシー本日(7月5日)から運行

 これまで韓国のタクシーといえば、一般タクシー、模範タクシーでした。一般タクシーは、基本料金が1300ウオンで、領収書が出ません。相乗りもあります。相乗りというのは、他のお客が先に乗っていても方向が同じだと載せてくれるというシステム。料金は、それぞれ別々に払います。実は、昨日は、そうして帰ってきました。模範タクシーは、基本料金が3000ウオンで、領収書が出ます。相乗りはありません。両方とも大人4人乗れますが、家族の多い私としては、家族で移動する場合、2台で行くとか、無理を言って1台で行くこともありました。ありがたいニュースです。タクシーがソウル市内を走るようになったのですから。車種は、現代自動車のスターレックスと紀亜自動車のカーニバルの2種類です。呼び出し及び同時通訳システム、領収証発給機、カード決済機が使えます。料金は、模範タクシーと同じで乗車人数に関係なく基本3000ウオンです。個人で予約をする場合、02−888−2000です。9人乗りですから、ちょっとした旅行にも便利だと思います。機会があれば、ご利用ください。写真は昼、その大型タクシーを撮ろうと探したのですが、あいにく見つかりませんでした。代わりに模範タクシー(黒塗り)と一般タクシー(後車)の写真を載せています。


2001年7月6日

 昨晩、やっと大型タクシーを見つけ急いで写真をとりました。朝来る時、たまたま運転手席が撮れるところに座れたので写真をとりました。
 これまでの記事と関連があるので、ご紹介します。

車のデザインは、模範タクシーとほぼ同じで
した。せっかくだから乗ろうと思ったのですが
残念ながら他のお客さんに先を越されてしま
いました。ちなみに右奥はセブンイレブン。
ソウルに良くいらっしゃる方は、場所がわか
るかも? 

運転席の右手に見える中央が緑の機械にカ
ードをつけます。その右下に見えるのは、現
金を入れる箱、中央の箱の左上にあるのが
おつりをだす機械。運転手は、普通ラフな格
好の方が多いのですが、今日の運転手さん
は、カッターにネクタイ姿でした。


2001年7月6日

自宅近くにある日本式の店

ここは日本人村

 ここソウルに住んでいるから、子供たちは、さぞ韓国語をうまくはなすことができるだろうと思われる方もいるかと思いますが、そんなことは全然ありません。子供たちは、日本人学校へ通い、友達もみな日本人。韓国語の授業もあるにはあるのですが、週に1度だけですから、そんなにうまくなるわけもありません。テコンドウをしているので、そこでは、韓国人と会ってコミュニケ−ションとっているようです。それでも買い物などは、何とかしているようですが。逆に私は、仕事で使わざるをえないということ、韓国にそんな長い間いて、何をしているのかといわれるのが嫌で(怖くて)、そこそこがんばっています。こんな刺激があるから、まあ、何とか話そうとか、勉強しようと思うのでしょうが。

 私の住むこの地域は、二村洞といわれる外国人村です。もちろん、外国人が多く住んでいるというだけで、大半は、韓国人です。外国人の中でも日本人が、一番、多く住んでいます。ソウルに住む日本人の7割以上は、ここに集中しているようです。そのため、他の地区に比べ物価も高いようです。

 私も正直なところ、この地区ではなく、他の地区を考えていました。日本人学校の近くを考えていたのですが、物件がなく、スクールバスの通うこの地区に住宅を借りました。

 学校に通う子供を持つ方は、学校の関係でこの地区に住まざるをえないのですが… 日本人は集まるのが好きなようで、学校とは関係ない方もこの地区に集まるようになっています。そのためか、昔から日本食の店がやたらと多いようです。中でも日本でいう居酒屋風のお店が多いのですが、ちょっと様子が違います。日本だと気楽に入って、焼き鳥とか、つまみ頼んでビール飲んでもそんなに高くなく、庶民感覚の店なのにここでは、なぜか高級料理なのです。料理そのものは、日本とそう変わらないのに・・・ 店の名前は「海」「まさ」「味家」等々… まさにここはリトル東京といったところ。


2001年7月9日

左がカンチュウハイ、右はOBラガー

カンチュウハイ登場

 私の行きつけは、セブンイレブン。久しぶりに行ってみるとカンチュウハイがそこにあるではないですか。これまでなかったことの方が不思議なくらいです。ロッテが出しているもので早速買って飲んでみました。日本のものとそう、変わりがないような気がしました。その横には日本製の梅酒もあるし、ビールも麒麟、朝日、サッポロと並んでいます。一時期に比べて本当に種類が増えました。韓国ではビールといえばもともとOBラガー(昔はラガーはついてなかった)、ハイトの2種だけだったのですが、真露が、カスを出し、3種類の時代がずっと続いたのですが… 経済の悪化した97年以降、生産者中心から消費者中心に変わったこともあり、金大中大統領が日本と親しく交流を始めたこともあり、日本の商品が次第に市場に登場するようになりました。

 もともと韓国には、きゅうり焼酎、レモン焼酎があり、チュウハイは、既に韓国では受け入れられたものでした。若い人が好んで飲んでいます。日本では20年ぐらい前にチュウハイがはやり、これまで焼酎を口にしたことのなかった若い女性が、焼酎を飲むようになりました。韓国の場合は、もともと焼酎の文化であるところが大きな違いでしょう。

 また、先日も触れたことのある昔からある爆弾酒、50歳酒・・・ 今では、25歳酒(百歳酒1本を焼酎2本で割って飲む)がはやっています。そのことをみると韓国の方のユニークな発想というか茶目っ気を感じてしまいます。

 今回のカンチュウハイは、言うまでもなく店で飲むのではなく手軽にどこでも飲めるという手軽さの点で消費者の立場で生産されたものといえると思います。日本では当然のことですが、韓国では今、少しずつ変わっているのです。

 ちなみにカンチュウハイの種類としては、ぶどうと梅でした。確かに韓国の人にとって梅はなじみ深いもののようです。私個人としては、ライムを売り出して欲しいなと思っています。


2001年7月11日

後部を改造したもの

後部座席を改造し3輪としたもの

韓国のオートバイは軽トラ?

 私は、バイクが好きで日本にいるころは、よくツーリングに行っていました。風をきって走る感覚は、バイク好きの方にはの方には分かっていただけると思うのですが。

 韓国ではバイクを良く見ることができます。大体125cc〜250ccぐらいが主流でしょうか。白バイも125ccクラスを時々見ます。大抵、大きなハーレー(?)ですが。

 殆どのバイクが90パーセント以上といっても過言ではありません。後部座席を加工しているのです。それは、荷物を載せるために。中にはバイクの後方を切断して、3輪にしているものまであるのです。そのバイクで、何でも運んでしまいます。大きな花輪も運びますし、カーペットもいくつも運んでいきます。まさに軽トラです。中にはプロパンも運ぶのですが、あれは、危ないなと思っています。2輪ですから転ばないという保証はないのですから。荷物が重いので、バイクについているスタンドだけでは耐え切れないので別につっかえ棒をつけられるようにしています。韓国、特にソウルでは、こんな都会であるにもかかわらず路地裏が多く、そこを行くには、バイクの方が便利がいいことが上げられますし、駐車場も少ない韓国にとってバイクは正にうってつけといえるでしょう。

 ただ、本当にバイクを楽しめるそんな時代もそう遠くはないと思っています。


2001年7月14日

三星本社ビル前の噴水

教科書問題・・・

 歴史教科書問題で、ちょっとギクシャクしています。韓国で生活する者にとっては、早く解決してほしいものです。これまでもいろいろありました。竹島問題等々・・・ 竹島(韓国では独島)の時は、ソウル市内のあちこちに「独島死守」と書かれた横断幕が掲げられ、「独島は我が領土」
という歌まで流されました。その中を福岡からのお客さんを案内した事もありました。昨日、韓国の友人と酒を飲む機会があり、教科書問題につい
て話したのですが結構さめていました。彼に限らず、私の友人はそんな、今さらといった反応でした。今の世論を作っているのは、60歳以上の人、
教科書問題は今あらたに出たものではないし・・・ 北朝鮮との関係もトップ会談から1年経つのにあまり進展していないし、経済成長率も低いし、物価上昇率は高いし、アメリカとの関係もあまりいいといえないし、このような政治不安を内政ではなく外国に向けようというもののようです。

 教科書という事で思い出すのは、韓国の友人の子供(当時小学4年生が、学校では、日本人は悪いと習ってきたけど実際は山下おじさんみたいにいい人もいるのだという事が会って分かった、というのです。教育の難しさというのを実感した事がありました。同じ人間なんです。歴史は歴史として捕らえ、このような時だからこそ地方自治団体(福岡県を筆頭に)ぐらい、前向きに交流すべきだと思うのですが。


2001年7月15日

参加者各位

ジェットOB会へ行ってきました

 韓国の青年を日本の自治体に派遣するジェットプログラムというプログラムがあります。そのOB会に呼ばれて参加してきました。会員は69名、うち43名が韓国国内で生活し、20名は、結婚、大学院等に通うために日本在住、残りの人は別の国外に出ているとのことでした。

 活動としては、年に2回の集会、ニュースレターも2回出しているそうです。今回(7月14日)は、定期総会と帰国者5名の歓迎会でした。その挨拶の中で、日本に最初に生活した時のカルチャーショック、帰国してからの逆のカルチャーショックがあったという話がでました。韓国と付き合いが長くなるとついつい忘れてしまうというか・・・そんな思いで聞きました。

 日本では、何でこんなにおかずの量が少ないのか。韓国に戻ってくるとこんなに何で、韓国料理は辛いのかと・・・等々

 今、教科書問題等で国と国はギクシャクしているからこそ、個人と個人、地域と地域はがっしりスクラムを組むべきだと思います。そういう意味で掛け橋となるジェットOB会の存在をありがたく思いました。


2001年7月16日

向かって左の女性は、福岡県の仕事を私と一
緒にしている羅さん、右の女性は、93年〜95年
福岡県庁に勤務した姜さん。首には携帯が・・・

携帯は首輪

 韓国の携帯電話普及率には目を見張るものがあります。近頃は、中高生が携帯を使っている姿を良く目にすることができます。最近、運転中の携帯電話は禁止されました。但しハンズフリー使用の場合は、除外されます。

 日本ではやっているかどうか分かりませんが韓国では、携帯を首からぶら下げます。みんながみんなではありませんが多くの人がそのようにしています。実は、私もそうです。日本からのお客さんもそれをお土産として買い求めています。大体、1000ウオンぐらいですから日本円で100円ですね。これで携帯電話の置き忘れはなくなりました。

 昔は携帯電話なんてなかったのですからその当時は外出中といえばそれまででしたが、今は、携帯まで追いかけてきます。もちろん駐在員は、出歩くことも多いので必需品なのですが。この首からぶら下げるこの紐が首輪みたいに思えてきました。さしずめ電波という鎖につながれているというところでしょうか。そうしてみるといかに多くの人が首輪をしているものかと。

 友人の中で携帯電話を持たない人が1人だけいます。忙しい人なので携帯電話を持った方が他の人にとってもいいような気がするのですが、どうも持たないことへのこだわりがあるようなのです。それはまさしく携帯電話に縛られずに自由に生きていくというメッセージのようです。


2001年7月17日

食事時間をはずしていったのでがらんとした
保身湯の店

昨日は初伏でした

 韓国でこの期間が一番暑い日とされているのを三伏といいます。初伏、中伏、末伏がそれで、それぞれ今年は、7月16日、7月26日、8月15日です。

 この日は夏の暑さに打ち勝つという目的でポーシンタンを食べます。普段は、そんなに特別多いわけではないのですが、この日は、列ができるほどです。ちなみにポーシンタンは保身湯と漢字では書きます。または、栄養湯と呼ぶこともあります。ほう、そんなに栄養があるのなら食べてみたいとおっしゃる方もいらっしゃるかと思います。実はこれは犬肉の鍋なのです。

 私は、まだ食べたことがありません。何度か誘われたことがあるのですが、つい、自宅で飼っていた犬の顔を思い出してしまって、また今度という話になります。私のように抵抗感のある人も当然いるわけで、そういう人は、参鶏湯(サンゲタン)を食べます。これは、鶏の若鶏の中にもち米、高麗人参、なつめ等が、詰められていて、何時間も煮込むものです。淡白で、私の好きな料理の一つです。不思議なのは、自宅では、鶏も飼っていたのですが、鶏は平気なことですね。

 国が変われば食べ物も変わる。食べず嫌いはだめなのですが、犬を食べるにはもう少し時間がかかりそうです。ちなみに日本では土用に食べるうなぎなんですよね。


2001年7月18日

国旗の裏手に見えるのは韓国観光公社の
作った、韓国訪問の年(今年)の案内旗

昨日は制憲節でした

 昨日は、制憲節でした。この日は韓国の憲法記念日で、旗日です。仕事のたまっている私は、朝から職場に出ました。土曜日はまだ韓国企業は仕事をするところが多いのでエアコンがはいっているのですが、日曜日や、祝祭日はエアコンが止まっています。エレベーターも止まります。日・祝祭日出勤いつも真っ暗な階段を上るのが苦痛でした。うちの職場は3階だからいいけど20階の人も階段を使ってるのかなと昨日まで信じて疑ったことはありませんでした。受付の管理人から、非常用のエレベーターがあるからそれを使いなさいといわれ、その時初めて非常用が使えるということを知りました。知らないということは怖いことだと実感。窓もあかない暑い部屋で黙々と夜遅くまで仕事をしました。おかげでずいぶん片付きましたが・・・

 ふと思ったのは、日本は祝祭日に旗をあまり揚げませんよね。昔は、家ごとに出していた記憶があるのですが、我が家などは、日本の旗そのものがないのですから。韓国の場合、個人でも当然ですが、市の中心部街道に20メートル(?)間隔で国旗を立てます。具体的には国旗を差し込む穴があってそこに差し込んでいるのですが。祝祭日の前になると旗売りもでます。私も以前、思わず買ってしまいました。日本の国旗は持たないのに・・・ 韓国にとって国旗は、国を象徴するものであり、国のためならという意識が日本より強く感じます。ちょっとしたイベントがあるときにも国旗掲揚はあたりまえです。国歌も歌います。最後のテレビ番組が終わると最後に流れてくるのは国歌です。韓国にとって国歌や国旗が本当に身近なものになっているのをいつも感じていますが、昨日もそれを実感しました。


2001年7月19日

水害のため数日営業ができな
い旨書かれたホープの入り口

30数年ぶりの・・・

 今年は、2月15日に30数年ぶりの大雪を記録し、街中が大混乱をしました。おりしも日韓フェスティバルの開幕式でしたが、来賓はこれない。車が渋滞で、スタートが遅れるなどありました。本当に印象に残っています。今月は、15日に大雨です。ソウルでは280ミリを越したのだそうです。私は、16階建てのアパートの15階に住んでいるのですが、韓国のアパートは冬の寒さを防ぐため2重窓になっているため、音もあまりせず、次の日のニュースを見て知ったような状況でした。多くの被害が出ました。私の職場近くでは、ビルの地下が浸水したため、機械室が地下にあるためエレベーターが動かない。店舗の椅子などインテリア、商品が水浸しになったという被害が出ました。多くの貴重な命も奪われました。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

 職場の友人やメール友達から大丈夫でしたかというメールをもらって、嬉しかったのはもちろんですが中でも私のホームページを見てくれる方からのメールが、とてもうれしく思いました。実は、以前話したことがありますが、せっかく日記を書くならということで自分のホームページを作ったのです。無料の分ですからアドレスも長く、覚えにくいのに・・・ SARAさんありがとうございました。

 先日の大雪の時もそうでしたが、今回の大雨の時も韓国は災害に弱い国かなと思いました。天災と人災、良く論議されますが、私たち一人一人が、注意をする必要があるのかなとこのことで思いました。私も含め、旅行へいらしゃる皆さんも飛行機の非常口とか、ホテルの非常口等は確認しておきましょう。


2001年7月20日

派出所入口には、法治秩序誠実奉仕と書かれ
ています

トイレご自由に

 来年はワールドカップ共同開催である事とそして、今年は韓国訪問の年なのです。それでいろいろなことを始めています。バスどこでも乗り降り自由のシティーツアーとか(後日詳しく触れたいと思います)、見やすい掲示板の設置とかあるのですが、中でも私が気に入っているのは、トイレの案内板なのです。確かに有料公衆トイレが、韓国観光公社の前に設置されましたが、特段新たに多く設けるというのではなく、既存のトイレを案内する表示板をつけているのです。ここ2ヶ月ぐらい前から目にするようになりました。大都会ソウルにはビルがたくさん並んでいます。そのビルのどこかにはトイレがあるわけですからそれを案内しているわけです。面白いのは、個人商店もあるのです。セブンイレブンのような店にも案内がしてあります。せっかくトイレも借りたし、何か一つ買っていこうかという心理にはなります。客獲得の意味でもいい表示だといえます。中でも一番びっくのはりしたのは、派出所にその表示があることでした。本当に驚きました。交番がトイレを自由に使っていいというのですから。ここは、24時間空いていますし、使う方としては便利がいいと言う事は言うまでもありません。以前、警察というと何も悪いことをしたわけではありませんが、ちょっと引くところがありました。ところが先日、待ち合わせの場所の店がわからなくて、いろいろ通りがかりの人に聞いてもらちがあかないので、意を決して、通りがかりの警察官に聞いたところ親切に教えてくれたのです。それから、警察には親しみを覚えるようになりました。今度機会があたら一度、使わせてもらおうかと思っています。

 韓国訪問の年に関連して、韓国観光公社とデジタル朝鮮日報が提携し、韓国訪問の皆さんに役に立つ情報提供をしています。一度のぞいてみてください。

www.tour2korea.com


2001年7月21日

これで3人前です

イヨルチヨル

 日本ではあまり聞かなくなったような気がします。韓国では、良く使うようです。漢字で書くと「以熱治熱」で、熱によって熱を直すの意味です。この暑い時に熱いものを食べてスタミナをつけようという事で早速行ってきました。「ペックブジャン タックハンマリチップ」ここは、朝鮮日報に紹介された事があるためか、エアコンも効いていない店内は人がいっぱいでした。「ペックブジャン」というのは、漢字で「百夫長」と書きます。確か、旧約聖書に出て来るのですが、裁判官、軍事的指導者を指します。「タック」は鶏、「ハンマリ」は1匹、「チップ」は、店です。これでどんな店か想像がつくかと思います。鶏のお店ですね。この店は、ただでさえ暑いのに空調もない、火を使うこともあり蒸し風呂のような錯覚さえします。鶏を注文すると大きな鍋にかしわのぶつ切り、トッポギ(韓国のもち)、ねぎ、ジャガイモの入った鍋がテーブルの上にある昔ながらのガスレンジの上に載せられます。火が強い事もあり、暑くてたまらない。満席であり、騒々しいため大きな声で話さなければ話もできない、汗はだらだら出る。

 そんな中で食べたかしわは結構おいしい。日本でいう水炊きです。あくもなく、白くにごったスープは本当に久しぶりに食べる水炊きの味でした。日本のものと比べるとやや濃い目でした。日本だったら醤油をベースにした薬味につけて食べるのですが、この店では、コチュジャン、食酢、からし、それに隠し味が入っているようでした。それは、企業秘密とのこと。これが、あっさりしたかしわの味に合うのです。汗をだらだらかきながら、わいわい言いながら、食べたかしわの味は参鶏湯とは、一味違う味でした。最後に麺を入れて食べたのですが、かしわから出た味と良くあっておいしく食べられました。皆さんも一度ご利用ください。一人、パンマリ(半匹)で、5000ウオンです。麺(サリ)は、1000ウオンです。私のビル(永豊ビル)からYMCAホテル方面、5分ほどの距離です。電話番号は、02-732-2565です。


2001年7月22日

すぐ近くで見れるので迫力です

貞洞劇場に行ってきました

 ソウル中心にある徳寿宮の裏側に貞洞劇場があります。この劇場は、韓国の伝統芸能を紹介してくれる劇場です。8時からショーがあるというのでお客さんと一緒に行きました。時間が8時からですので市庁の裏で食事をしました。このあたりは、茶洞といって狭い裏道の周りにたくさんの食事をする場所があります。良くガイド本で紹介してあるチェンバンや、冷麺で有名だという「南浦麺屋」もこの一角にあります。私たちは、プレスセンター裏、こーロンビル横の第一ガーデンで食事をしました。ここは、チュムロックがおいしい店です。道路はさんで「チャンスッコル」も焼肉ではおいしい店です。今回は、食事の話はあまり触れず・・・といいながらかなり触れていますが、その辺で食事をするといいかもしれません。私もまだ一度も言ったことがなかったので、そこからタクシーを拾って会場へ向かいました。タクシーで10分かかりませんでした。会場へ到着。

 チケットは、普通のチケットと特別チケットがありました。普通チケットは2万ウオン、特別チケットは3万ウオンでした。地球の歩き方を持参した方は、1割引(本1冊に1名)になりました。8時に始まり、農楽、サムルノリ等々が、1時間20分ほどありました。公演が終わるとロビーで軽く踊りがあり、その後撮影会があります。日本人が半分ぐらいいました。残りは韓国人と欧米の人でした。座席は結構あるので、わざわざ特別席にしなくてもお客さんが少ないなと思えば、普通席で移動してもいいのかなと思いました。1万ウオンの差はないような気がしました。それとアルコールは控えめに行った方がいい様です。何度も睡魔に教われましたから。ロケーション的にも日本の皆さんが良く使うロッテホテルやプレジデントホテルから近いこともあり、お勧めの観光スポットだと思います。帰りは、余韻を楽しみながら歩いてホテルまで戻ったのですが、20分かかりませんでした。


2001年7月23日

中央が親友、周りの女性は、韓国にはまった
ミスジャパン

ミスコリア

 以前、福岡県庁にミスコリアが副知事を表敬訪問したことがりました。私は、韓国担当という事で副知事と同席させてもらった事がありました。ちゃんとデジカメで写真もとりました。

夕方、今日は、何時までいるのかと韓国観光公社の友人から電話がありました。この友人は、10年来の親友です。

 92年、初めて会ったのは、福岡市内にある韓国観光公社福岡支所。彼は、日本に来て間もない事もあり、日本人と話をしたいというのが一番の目的、私は私で、94年から韓国駐在が決まっていたので、韓国語を勉強したいという利害が一致したわけです。それから、週に1度会ってお互い、韓国語、日本語を勉強しました。私が韓国に赴任すると今度は、韓国で時々会っては、酒を飲んでいました。私は、97年にいったん帰国したのでが、それを追うように彼も大阪支店に勤務し、時々電話のやり取りをしていました。その彼が、今年の5月、韓国に戻ってきました。韓国観光公社は、私のビルとは、道路をはさんで真正面のビルです。

 電話で、今日、約束があるから6時過ぎまでは事務所にいると伝えると、ミスコリアを紹介するから事務所で待ってくれというものでした。さすが観光公社は違うなと思い、職場の皆さんにもうすぐミスコリアが来ますからと職員の皆さんに話し、私は愛用のデジカメを首からかけ待っていました。

 数分後、彼は、女性を連れてやってきました。どうみてもミスコリアではありません。年のころは私とそう変わらないような・・・ 韓国語しかできないというので、韓国語で話しているうちに、彼女は、大阪時代、友人と知り合い、大阪と韓国を行ったり来たりしているということ。日本語がなぜできないのかと思い、日本で生活しているのに韓国語しか使わないのですかと話すと、いや、実はという事で日本語の会話に変わりました。私は大きな錯覚をしたわけです。ミスコリアというと選抜された韓国を代表する女性としか思っていなかったのですが、確かに未婚で、韓国の女性であれば、ミスコリアなんですよね。

 まあ、最後に友人が、日本の駐在員の中で私が一番韓国語がうまいと誉めてくれたから(冗談でしょうが)嬉しく思いました。写真は、私の親友(中央)、と独身の日本女性。

 ☆本日(7月24日)、韓国観光公社の友人から電話があり、彼女は、20数年前のミスコリアだそうです。ですから元ミスコリアという事ですね。


2001年7月24日

ゆったり3列シート 右側一番後ろが4番目の子

家族の一時帰国

 夏休みを迎え、家族が日本へ帰国しました。以前までは、金浦に国際空港がありましたから、自宅から一般タクシー2台で行っても3万ウオンを少し越す程度でしたので、気楽にタクシーを利用する事ができました。ところが仁川となると少々事情が異なります。タクシーで行くと自宅から1台4万ウオン以上はするからです。荷物も家族も多い事ですから当然2台ということになりますし。

 ところが、数ヶ月前から私の自宅のすぐそばに空港専用のバス停ができたのです。20分に1本の割合で出ています。今日は、そのバスに乗って初めて空港へ行きました。自宅を3時30分に出て、40分初のバスに乗ることができました。バスは、3列シートでゆっくりしています。利用客は5割程度でしょうか。料金の方はといいますと大人(中学生以上)が10000ウオン、子供(小学生)が、6000ウオンです。専用の高速道路に乗るまでやや渋滞する事もありましたが比較的スムーズな流れで4時45分ごろには到着しました。快適でした。4番目の子供はいつもというかこういうときに限って、スリッパをはいて出てきたのです。バス停に着いて気が付いたのですが、取りに帰るのも・・・ 結局そのまま、どこかで靴を買うことにしました。そういえばこの前もこの子は晴れているのに長靴をはいていましたね。みんなで笑ってしまいました。まあ、楽しい子供です。

 空港に着いて、搭乗手続きをすませ、いよいよ出国の時、子供たちは、「元気でね」とか「ウサギの世話をちゃんとしてね」と言いながら 握手をしながら出国をしたのですが、嫁さんからは、「ちゃんと家に帰るように」といわれました。最後の言葉がそれかよと思いながら思わず笑ってしまいました。確かに、私は、寂しいとは言いながらも独身生活に2週間戻るわけで、嫁さんは、逆に親戚との付き合い、親戚宅への居候生活を2週間しなければならないのですから。その気持ちもわかります。


2001年7月25日

癒しグッズ

水栽培がはやっています

 ガラス瓶の中には、熱帯魚が2匹、その上に水栽培の竹(?)が、置いてあります。こんなインテリアが急に店頭に並ぶようになりました。私も思わず衝動買いをしてしまいました。職場近くの路上、3日続けて見ているとついつい買ってしまいました。一応、名前とか手入れ方法を聞こうとそのおじさんへ尋ねると。この竹の原産地はアフリカだということ手入れ方法は、4日に一度、水を半分換えるだけでいいというもの。名前、そんなもんないよ。いかにも韓国的(ちゃんとしたお店に行けば分かると思います)。魚のえさもいらないというけど・・・ とりあえず1週間は大丈夫でした。でもえさはやっています。

 日本では、水槽2つに熱帯魚を飼っていたのでちょうど寂しかったので小さいのが2匹だけですが、うれしいですね。日本では、癒しグッズがはやっているということですが、これも一種の癒しグッズでしょうね。ストレスの多い韓国でも日本のように癒しグッズが流行るでしょう。


2001年7月26日

意気投合

スゴイ女性

 海外旅行が初めて。それも一人旅。言葉もできない。クレジットカードも持たない。そんな人が、福岡からやってきました。ホテルの予約も当初からしていない。旅慣れた人なら分かるが。スゴイとしか言いようがない。船に乗って釜山へ釜山から汽車に乗ってソウルへ、そこで私は、合流しました。彼女いわく、みんな親切でとても楽しかったと。切符の買い方も分からない。韓国では、英語がある程度通じると思っていたという。そこで親切な・・・というより、見るに見かねて韓国人が声をかけたのだろう。切符を買ってくれたのだそうです。

ソウル市内のホテルロビーで合流し、食事をし、明洞を案内しました。遅くまで飲みました。2次会では、隣のおじさんたちと話があって、いろいろ話をし、記念写真まで撮りました。今回の旅行ですっかり韓国気に入ったそうです。これから韓国語を勉強して・・・

しまった。今日の約束をするのを忘れてしまった。ちゃんと観光して、福岡に帰ったよね。たくましい現代女性に乾杯。実は彼女は、今年採用の県職員、私の同僚なんです。

こんな風に自分で体験すると韓国の魅力というのが分かるのでしょう。でも、過信は禁物。日本も韓国も治安がいいといいながら、犯罪が起こっているのは事実なのですから。


2001年7月27日

参鶏湯

昨日は中伏です

 7月16日(初伏)についで昨日(26日)は、中伏です。昼食時間に所長が職員を誘って参鶏湯(さんげたん)を食べに出ました。さすがに人が多い。列を作って待っているのですから。そういえば、昨年は、待つのがいやで他の店に行きましたね。

それから全州のビビンパップ、春川のタッカルビー・・・ 韓国の場合、それぞれどこどこの地方のどの料理というのがあるのですが、参鶏湯に限ってはそれがないのです。きっと何もつかないからソウルだろうという結論に達しました。

なぜかどこに行ってもそうなのですが、おちょこに注がれた人参酒がついています。健康にいいということでしょう。健康にいいと言っても、酒は酒、昼からちょっと眠くなってしまいました。

 参鶏湯は、1匹の鶏肉を使います。鶏肉の内臓を全部取ってその中にもち米、なつめ、高麗人参などをつめそれを煮込んだという単純な料理ですが、あっさりしておいしいですね。味付けはテーブルの上に置いてある塩を使います。好みに応じて量を加減します。

 皆さんも夏ばて防止にいかがでしょうか。


2001年7月28日

チップツリ風景

チップツリに行ってきました

 なんと言うか、気が付くと日本人一人という事がいかに多い事か。先日は、友人の子供の一才の誕生祝いという事で行ったら案の定、日本人は私一人。観光説明会もそうだったし、きわめつけは、大田市の副市長がプレゼンテーションをするからという案内をもらって行ってみるとやはり日本人は私だけ。日本を代表して山下さんにといわれたとき私は福岡県ならいざ知らず、日本を代表する人はやはり大使館の職員にして欲しいと思ったのでさすがに遠慮しました。ここは韓国ですし、友人も韓国人多いからあたりまえだけど逆に嬉しいですね。会議等は別にして、韓国の人に受け入れてもらっていると言うか、友達がいるという事が。

 今日は、チップツリに行ってきました。そうですね。日本語で言うなら、引っ越し祝いとか、新築祝いというものでしょう。親しい友達や親戚を招いて新しい家を披露するというものです。昔は、栄えるという事で石鹸、洗濯石鹸(泡がたつ、増える)や、ろうそく、マッチ(明るい)を贈ったそうです。今は何でもいいみたいなようです。私は、現金を渡しました。これがなんにでも使えるからですね。他の韓国の方もいろいろ考えて渡していました。

 もう若い世代は、チップツリをしない傾向にあるそうです。友人は、コミュニケーションとか、友人との関係を大事にしたいから、自分はやるんだと話をしていました。確かに、集まったメンバーとはこれまで以上に親しくなった事は間違いありません。日本も韓国もドライな関係が増えていますが、こんな熱い関係が私は好きです。


2001年7月29日

カラー色ビール

カラー色ビール登場

 時々通っているホープ(生ビール専門店)にカラー色ビールというメニューがあっりました。日本語に直すと、「カラー」と「色」は同じ意味じゃないかと思われる方も多いと思います。韓国語で生ビールを「生麦酒」(センメクチュ)というのですが、この「生」を「色」に変え受けねらいなんですね。私もこの受けねらいに乗せられて・・・ 思わず頼んでしまいました。写真を見ると、茶色、赤、青、緑等々カラフルなものでした。着色料を使っているのではないかとも思ったし、ちょっと聞いてみたくて、支配人に話をしました。これは、着色料ではなく、カクテル用に使うアルコールがあるそうで、それとビールを混ぜたものだそうです。この店では、1ヶ月ほど前からメニューとして加えたとのことでした。それぞれ、茶色は、コーヒー味、赤色はチェリー味、緑色は、ペパーミント、青色は、プラムだそうです。私は、プラムが好きなので、支配人がすかさずそれはあまりおいしくないというのです。それで、コーヒー味とチェリー味にしました。確かにコーヒーとチェリーの味がしました。ビールと思って飲むとちょっと抵抗があるかもしれません。これは、カクテルなんだと思って飲むと結構いけます。夏場、トロピカルな雰囲気を味わうにもこれはいいかもしれません。皆さんも一度お試しください。私の事務所のある永久ビルから教保ビルの方面へ2つ目のビルSKビルの地下のホープです。


2001年7月30日

会話の本

本に名前が載りました

 韓国にいると日本語の先生と友達になる機会が多い。やはり、日本語に興味があるから日本語を話すネイティブにも興味があるわけです。私もその関係の友達が多く、時々、校正を頼まれる事があります。俗に言う、ネイティブチェックですね。そんなに日本語もうまくないし、日本人は自然に日本語を話しているのですが、韓国人の方は、文法で話をするわけです。何で、この時にこのように変化するのかと聞かれても分かるはずがありません。こういう風に話すからこうなんだという言い方は、韓国の方にとっては、説得力のない事なのかもしれませんが、私はそれしか言いようがなくて。それでも依頼があります。

 先日も友人から、依頼をされそれが本になりました。「航空旅客サービス実務 日本語会話」です。内容的には、空港での実務的な話が中心で書かれています。この本の中に、なんと私の名前が出ているではありませんか。1ヶ所は、最初の言葉で「忙しいにもかかわらず校正をしていただいた山下さんに感謝の言葉を・・・」

 もう数ヶ所は、なんと、教材の中に出てくるのです。これには笑ってしまいました。でも、名前が売れるからそれでもいいけどできれば次回は、福岡県の山下さんにしてもらおうと思いました。


2001年7月31日

テーブルと電子レンジがあります

一味違うコンビニ

 韓国のコンビニは日本のコンビニとちょっと違いますね。特にこの辺はホテルが近い事もあり、観光客を意識しています。土産用のキーホルダーや、小物類も手軽に買えますし、日本語での表示もあります。ただ、手軽に買える分、南大門の小物よりやや高め。でも、手軽さを考えるとコンビニの方がお勧めだと思います。

 全部の店がやっているわけではないようですが、セブンイレブンでは、買い物袋を有料制にしています。環境保護の観点でやっています。買い物をする時には、ビニールの袋を持っている場合は、それを持参しましょう。ちなみに1袋20ウオン(約2円)です。

 大きく違うのは、なんと言っても店の中で飲食ができる事でしょう。カップラーメンを買ってそこでお湯をもらって食べるということも可能です。買ったらすぐ食べたいという人には向いていますね。ただ、椅子が用意されていないので、立ったままで食べるというのが原則ですが。

 ホテル利用のお客さんもホテル内の飲食料金は高いという事をい知っていて、遅い時間でもコンビニを利用しているようです。私もそうです。ビール好きな私は、ホテルのものは利用せずコンビニを利用しています。以前までビン入りの焼酎しかなかったのですが、ポリ容器に入った小さな焼酎が出てきました。これは、一人でちょっと飲みたいという人にはお勧めです。利用者の立場になった商品が増えているとい言うことと種類が増えた事は、消費者としても嬉しい限りです。


 
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